診療内容
- 外科
けがの処置や診療、さまざまなしこり・でき物の治療なども行っております。気になることなど、まずは安心してご来院ください。
- 肛門外科
肛門には様々な疾患では激しい痛みを伴ったり、不快な痒みがあったり、日常生活にはかなりの支障を来すものが多くあります。恥ずかしいということで受診するのがどうしても遅れがちですが、稀に悪性の病気が隠れている場合もあります。
症状があれば早く受診する事が肝要です。
診察のうえ薬で様子をみるもの、また外来で処置できるものは外科的処置も行っております。
肛門疾患<痔の種類>
◎痔核(いぼ痔)
肛門の血行が悪くなり血管がうっ血してこぶ状になったもの。
- ○外痔核
- 直腸と肛門の境界(歯状線)より外側にできた痔核を外痔核といいます。外痔核は激しい痛みを伴うことが多いです。
- ○内痔核
- 直腸と肛門の境界(歯状線)より内側にできた痔核を内痔核といいます。内痔核は痛みを伴うことは少なく、出血や痔核の肛門からの脱出により 気付くことが多いようです。
- ●痔核(いぼ痔)の治療法
- 治療法には手術療法、注射療法(ALTA療法)、薬物による保存療法があります。ALTA療法(ジオン注)とは内痔核に直接注射をして脱肛や出 血の症状を治癒させる治療法です。切除を行わないので術後の痛みがなく日帰り治療が可能です。比較的新しい治療法ですが、手術に取って代わる治療法になっています。但し、内痔核なら全てALTA療法で対応できるわけではなく、大きさや形などにより手術治療のほうが適する場合があります。
◎裂肛(切れ痔)
固い便によって肛門付近が切れたり裂けたりするもので、男性よりも女性に多い。
出血は紙に付く程度ですが、激しい痛みを伴うため
に排便を我慢して便秘になり、さらに症状を悪化させがちです。
- ●裂肛(切れ痔)の治療法
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- 保存的治療
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- 1.肛門に傷をつくる原因である便の性状を改善するのが第一です。食事指導、生活改善、下剤等の使用による排便コントロールを行います。
- 2.肛門の痛みをとったり、傷の治りや便の通りを良くするために坐薬や軟膏を使用します。お薬で裂肛(切れ痔)が一度治癒しても、また硬い便が出れば、おしりは再び簡単に切れてしまします。治った後も再発しないように排便コントロールを行うようにします。
- 手術
- 薬では治りにくい難治性の慢性裂肛には手術がおすすめです。狭くなった肛門に対しては肛門を拡張する手術を行います。肛門拡張手術には、用指拡 張手術、内括約筋切開手術、皮膚弁移動手術などがあります。
◎痔ろう(あな痔)
肛門の周囲が細菌に感染して膿を出すおでき状の「ろう管」ができるもの。
発熱と肛門周囲の痛みを伴う。
どちらかというと若者から中年に多く、また男性に多い。
治療には手術が必要です。
設備のご紹介
- 手術室・内視鏡室
手術室と内視鏡室の様子です。
- 前処置室
トイレ付きの個別の前処置室。
- 点滴室
カーテンで仕切りのある点滴室。